コミュニティ型プロジェクト『エンジン』1期募集開始!
"インクルーシブな学校・教室づくり"を仲間と進める100日間
「目の前の子どもたちがみんな、安心していられる教室にしたい」
「学校でつらくなってしまう児童・生徒がいる現状をなんとかしたい」
『エンジン』は、そんな共通の思いを持つ全国各地の教職員がオンラインで集い、それぞれのテーマ・目標を立て、およそ100日間の期間集中で、自身の職場で"マイチャレンジ"に取り組むというプロジェクトです。期間内は、日常的にオンラインコミュニティ内で交流・相談し合ったり、定期的に「振り返り&作戦会議」を実施して学び合いモチベーションを保ちながら、実際の教室・学校の変化に届くアクションをそれぞれが模索していきます。
こんな教職員の方におすすめです
⚫︎今の"学校のあたりまえ"を、少しずつでも変えていきたい
⚫︎多様性への対応が必要だと感じるけど、正直、難しくて困っている
⚫︎一人では心が折れそうだけど、支えがあるならチャレンジしたい
『エンジン』ってどんなプロジェクト?
まず、「この期間、このテーマにコミットする」と決めるのがとても大きなことです。『エンジン』では序盤に"インクルーシブな学校・教室づくり"のための汎用的なノウハウや考え方をみんなで学び(Input)、それを踏まえて100日間のマイチャレンジを設定し、それぞれの職場で挑戦・実践をスタート。すぐにうまく行かずとも、試行錯誤を励まし、フィードバックをくれる場があることで心が折れるのを防ぎ、変化を目指して歩んでいけるよう支えます。
スケジュール・内容
⚫︎第1回:12月14日(日)9:00-10:30|キックオフDAY・基礎講座①
⚫︎第2回:12月21日(日)9:00-10:30|基礎講座②・マイチャレンジを考える
⚫︎第3回:12月27日(土)13:00-15:30|基礎講座③・マイチャレンジを決める
⚫︎第4回:1月4日(日) 20:00-22:00 |ホーム立ち上げ・目標の深掘り
⚫︎第5回:1月18日(日)9:00-10:00|振り返り&作戦会議①
⚫︎第6回:2月1日(日)9:00-10:00|振り返り&作戦会議②
⚫︎第7回:2月14(土)20:00-21:30|振り返り&作戦会議③・ワールドカフェ
⚫︎第8回:2月19日(木)|青山新吾さんによる助言・コンサルティング
⚫︎第9回:3月1日(日)9:00-10:00|振り返り&作戦会議④
⚫︎第10回:3月15日(日)9:00-10:00|振り返り&作戦会議⑤
⚫︎第11回:3月22日(日)9:00-12:00|ハーベストDAY
マイチャレンジの例
『エンジン』では、「授業のインクルーシブ化」「学級経営のインクルーシブ化」「教職員間の意識情勢・対話」「組織体制づくり・ルールの見直し」の4つの柱のもと、参加者それぞれがマイチャレンジのテーマと目標を設定していきます。
⚫︎生徒が自分に合う学び方を模索・選択できる機会を増やす
⚫︎(しょっちゅう教室を飛び出していく)◯◯さんが参加できる授業づくり
⚫︎総合学習でのグループ探究が"個を活かした協働"になるようにする
⚫︎(パニックになりやすい)◯◯さんがいやすいクラスづくり
⚫︎クラス運営に子どもの声を反映する仕組みづくり(クラス会議・目安箱)
⚫︎インクルーシブな学校づくりを語れる仲間を職場に3人つくる
⚫︎校則やルール・規範、学校スタンダードの再検討プロジェクトの立ち上げ
⚫︎校内研究・研修を対話ベースに改革etc
伴走スタッフ/講師
学校現場で長らく子どもたちを包摂できる環境づくりや職場づくりに取り組んできた大野・工藤・横山と、外部の立場から学校向けの研修や授業・コンサルティングに携わっている武田がプロジェクト全体の運営と場づくり・ファシリテーションを担当します。★インクルーシブ教育がご専門の青山新吾さんに助言・アドバイスをいただきます。
大野 睦仁
北海道公立小学校教員 / NPO法人School Voice Project代表理事 。ココに通う子どもたちと、ココで働く先生たちと一緒に、「学習者主体の教室づくり/対話を通した職場づくり/内省を生かす自分づくり」を模索中。「教師力BRUSH-UPセミナー」代表/札幌市近郊サークル「Go-Ahead」代表。
著書:『6ステップでつくる!本気で考える道徳授業』(明治図書出版)、『「結びつき」の強いクラスをつくる50のアイデア』(ナツメ社)等
武田 緑
学校DE&Iコンサルタント / NPO法人School Voice Project理事。学校における【DE&I(多様性・公正・包摂)】をテーマに、研修・講演・執筆、ワークショップやイベントの企画運営、学校現場や教職員への伴走サポート、教育運動づくり等に取り組む。研修は、全国の学校や教育委員会、教育研究団体などでの実績多数。
著書・共著:『読んで旅する、日本と世界の色とりどりの教育』(教育開発研究所)『「これくらいできないと困るのはきみだよ」』(東洋館出版)等
工藤 美季
元山形県公立小学校教員 / NPO法人School Voice Project理事 。現在は山形でファシリテータ―・教育コンサルタントとして活動中。個人事業のtsunaguでホワイトボード・ミーティング®を中心にしたファシリテーション研修やセミナーを行いつつ、一般社団法人terraの代表理事として「不登校」に関わる支援を中心に子ども、保護者、学校の支援を行う。
横山 弘美
元東京都公立小学校教員 / ファシリテーター。長年、子どもたちが主体的になる対話中心の授業や、新人育成、校内研究、ケース会議など、学校マネジメントでファシリテーションを生かした実践に取り組む。現在は、大学の非常勤講師をしつつ、学校を中心に、市民活動やビジネスなど幅広い分野でファシリテーションの普及の講師活動に取り組む。ライフワークは酪農教育ファーム活動。
青山 新吾さん
ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科准教授、同大学インクルーシブ教育研究センター長。岡山県内公立小学
校教諭、岡山県教育庁特別支援教育課指導主事を経て現職。臨床心理士。臨床発達心理士。著書『エピソード語りで見えてくるインクルーシブ教育の視点』(学事出版)、編著『特別支援教育すきまスキル』(明治図書出版)など、著書・編著多数。
『エンジン』のコンテンツ
▶︎ 「基礎講座」(インプット)
1:「インクルーシブ教育・学校DE&Iの基礎知識」by 武田
2:「インクルーシブな授業・教室・学校づくりの具体」by 大野
3:「ホワイトボード・ミーティング®︎で学ぶファシリテーション」by 横山・工藤
▶︎ 「マイチャレンジ」設定のサポート
普段抱えている課題感や自分自身のビジョンを掘り上げたうえで、この100日間で取り組むマイチャレンジを決められるよう、対話や個人ワークを実施します。
▶︎ 定期的な「振り返り&作戦会議」
ホワイトボード・ミーティング®︎の「定例進捗会議」という型を用いて【コンパクトかつ深く】現状を振り返って次への見通しを持ち、仲間の知恵・視点・経験を借りながらネクストアクションを考えます。今期は全部で5回実施予定。
▶︎生まれたものを分かち合う「ハーベストDAY」
最終回は、100日間の取り組みと、そこで起きた変化や学びをみんなで共有し、また次のチャレンジへとつながるよう、祝福し合います。
『エンジン』の特徴
▼SVPのオンラインコミュニティ『エンタク』を活用!
『エンジン』は、School Voice Project が運営しているオンライン・コミュニティ『エンタク』を基盤に展開します。(プロジェクト終了後に抜けるのは自由)。
『エンタク』はメンバー限定で交流できるSNSのようなもの(専用アプリあり)。
「自分のフィード」「つぶやき・ブログ」「DM」「グループ」「メンバー一覧」「イベントページ」などの機能があり、書き込んで交流したり、イベントに参加したりできます。非同期の気軽なコミュニケーションが取りやすいことや、守秘義務のあるクローズドの空間だからこそ、現場のリアルを発信できるのが大きな利点です。
★エンタク入会はこちら → https://entaku.school-voice-pj.org/about
※12/14のキックオフDAYまでに入会いただければOKです。
▼同僚を無料で誘える!
職場に仲間を増やすキッカケになれば...との思いから、職場の同僚と一緒に参加いただくことができる仕組みを考えました。基礎講座(①②)は、同僚の方を何人でも誘っていただいてOKとします。プログラム全体については、申込み者の方1名につき、同僚の方1名分の無料招待枠をプレゼントします。
その他の情報
⚫︎定員:30名(本申込み者 / 同僚特典での参加者を除いた人数)
⚫︎対象:現職の学校教職員(ご自身が対象か不安な場合はお問合せください)
⚫︎実施方法:全回ZOOMを使用し、オンラインで実施します。
⚫︎参加方法:本ページでお申込+オンラインコミュニティ「エンタク」に入会
さいごに 〜『エンジン』に込める思いと問題意識〜
子どもたちは一人ひとりちがいます。そのことを前提に、どうすれば過ごしやすくなるのかを、大人が学び、考え、子どもたちの声を聴きながら、"学校のあたりまえ"を少しずつ変えていくこと。それができれば学校はもっとやさしい場になっていけるはず。
現状を変えていくためには、さまざまに試行錯誤したり、職場の課題に向き合っていく必要もあります。その過程は簡単ではありません。だからこそ『エンジン』で先生たちの葛藤や悩みに寄り添いながら、現実を一緒に変えていきたいと私たちは思っています。全国の仲間とのつながりを土台に、もう一歩、チャレンジしませんか?
あなたのご参加を、心からお待ちしています!