\ School Voice Project ×    オルタナティブスクール箕面こどもの森学園 /
    新刊出版記念&対面リアルイベント開催!@大阪・箕面

 『自分も人も大切にするクラス、学校って?~オルタナティブスクール×公立学校    それぞれの現場から~』

今、不登校の子どもは34万人を超えています。校則への疑問、集団のペースに合わせる苦しさ、先生に多くのことを決められる違和感――子どもたちが発している小さな声の中には、「もっと自分を大切にしたい」という思いが込められているのではないでしょうか。
    同時に、教員自身もまた長時間労働や評価・指導に追われ、「理想」と「現実」の狭間で葛藤しながら、自分を大切にすることが難しい状況に置かれています。
    

  「自分も人も大切にする」という言葉は、オルタナティブスクール箕面こどもの森学園が大事にしている考え方で、この秋、新刊の書籍も出版されました。(※詳細は下部)
「自分も人も大切にする実践」は、「自由の相互承認の感度を高める」とも、「インクルーシブ(包摂的)な場づくり」とも「ウェルビーイングな場づくり」とも近しいです。
そして、「自分も人も大切に」の中には、教員自身も当然、含まれてしかるべきです。

   本企画では、公立学校という枠組みの中で、対話を大切に楽しみながらインクルーシブな学校づくりをされている大阪市立長原小学校の市場校長先生をお招きします。

公立の長原小学校と、オルタナティブの箕面こどもの森学園。
それぞれの現場から、「実践の中で確かに見えてきたこと」を対話のテーブルに載せていただき、それを見つめながら、当日の参加者の皆さんとも語りあいたいと思います。
    
 現在の公教育を取り巻く厳しい現状において、ただ悲観的・批判的に語るのではなく、どうすれば「自分も人も大切にするクラス/学校」が可能なのか、希望をもって語られていく場をともに創り上げられたらと願っています。

イベント概要

●日 時:12月20日(土)    14:00-16:30    
●場 所:箕面こどもの森学園(大阪府箕面市)
●内 容:
(第一部)
・オープニング
・チェックイン
・実践紹介    長原小学校/箕面こどもの森学園
・パネルトーク    
(休憩)
・対話の時間
・チェックアウト
・クロージング

●参加費:一般 1,000円 / エンタクメンバー 500円 / 認定NPO法人コクレオの森正会員 500円
※「エンタク」はSchool Voice Projectのオンラインコミュニティです。

Talker

●市場達朗さん:大阪市立長原小学校校長
2009年から3年間、大阪市立大空小学校で教頭として勤務。2015年より、木村泰子初代校長のバトンを引き継ぎ、二代目校長に就任。現在は、4校目の「みんなの学校」づくりとして、大阪市立長原小学校校長。東京大学と「インクルーシブ教育の共同研究に関する協定」の締結や、第2の「みんなの学校」づくりなど、「みんなの学校」の取り組みを広める活動を積極的に行っている。
モットーは、「いつも笑顔で機嫌良く」「走りながら考える」「思い込みを捨て、思いつきを拾う」そして、「大人が変われば、子どもは変わる」大人のいきいきが子どものいきいきにつながると信じて、毎日学校づくりを楽しんでいる。


●藤    孝史さん:認定NPO法人コクレオの森・箕面こどもの森学園高学年スタッフ/School Voice Project 理事
損得なく相手のために自分の力を注げる仕事を求めて、兵庫教育大学大学院へ進学し、教員免許を取得。
大阪府の公立小学校で7年間勤務したのち、こども主体のよりよい教育の在り方を求めて退職。2022年より箕面こどもの森学園に勤務。
現在は高学年クラスを担当しながら、六瀬ほしのさと小学校設立準備に携わる。


●塚本有多香さん:認定NPO法人コクレオの森・箕面こどもの森学園低学年スタッフ/School Voice Project 理事
幼少期をモンテッソーリ香里ケ丘こどもの家で過ごし、公立小学校入学時にカルチャーショックを受けるが、なんとか学校生活に適応。大学卒業後は大阪府内の小学校教員として勤務。自身の子育てや特別支援学級の担任経験を通じて、現在の学校教育のあり方への違和感が鮮明になり、さらに働き方に限界も感じて退職。同時期に箕面こどもの森学園と出会う。
多くの子どもたちが通う「公立の学校」がより良い場になるために少しでもできることをと、SVPの立ち上げ当初からの理事として活動中。


●榎原佳江さん:School Voice Project 副代表理事
大阪府立高校の社会科教員。大阪市に生まれ、育つ。感性の若い生徒と社会を勉強し続けたいと教員になった。模擬裁判や防災まち歩きなど実践的な授業を展開し、特に主権者教育には力を入れている。また、探究活動に伴走することも多く、学びと社会をつなげる役割としての大人を目指している。今は「教員にもサバティカルを!」と現場を離れ、自己研鑽をしている。


イベント後懇親会

イベント後、北千里駅付近で懇親会を予定しておりますので、ぜひご参加ください。SVPの大阪リアル会でもあります。この機会に、ぜひ集まりませんか?(懇親会参加は、イベントの参加者に限定させていただきます。)
以下のフォームからご都合をお知らせください。



新刊書籍「自分も人も大切にする学校の12カ月: 箕面こどもの森学園の実践から」
    今年10月に、スタッフ6名によるリレー執筆で、新刊書籍「自分も人も大切にする学校の12カ月: 箕面こどもの森学園の実践から」を出版。
    本書では、学園での日々の学びを「12か月」の形で物語形式でたどりながら、「自分も人も大切にする」教育の実践をエピソードと解説を交えて紹介されています。
    既存の学校や教育を批判したいわけではなく、「自分も人も大切にできる学び場」を創りたいと願う仲間が増え、それぞれの場にエッセンスが広まってほしいという強い願いがこもっています。
    学校現場で疲れてしまった方にもぜひ読んでいただきたいと、読みやすさにこだわって仕上げています。ぜひ多くの方に届きますように。

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※当日イベント会場で販売しています。現地購入だとほかの場所で購入されるよりもお安く購入いただけて、オリジナルしおりが付きます。



【個人情報の取り扱いについて】
お申し込み時にご登録いただいた個人情報は、企画者が次の目的の範囲で必要な限りにおいて利用するものとします。
・本イベントの事前事後の連絡
・イベント・プログラム等の告知、その他の宣伝活動
ご提供頂いた個人情報の取り扱いに関するご要望・お問い合わせは、School Voice Project 事務局( info@school-voice-pj.org )までお願いします。

【主催】

●NPO法人School Voice Project / スクール・ボイス・プロジェクト
「学校現場の声を見える化し、対話の文化をつくる」をミッションに、100名を越える現職・元教職員メンバーの参画によってスタート。一人ひとりの教職員が日々働きながら感じ考えていること=「学校現場の声」を見える化し、課題解決へとつなげるための組みとして、WEBアンケートサイト「フキダシ 」・WEBメディア「メガホン 」・オンラインコミュニティ「エンタク 」の運営、さらに政策提言・ロビイングにも取り組んでいます。
[ WEB ]https://school-voice-pj.org
[ F B ]https://www.facebook.com/schoolvoice.project
[ X ]https://twitter.com/schoolvoice_pj
[ Instagram ]https://www.instagram.com/schoolvoice.project  


●認定NPO法人    コクレオの森    箕面こどもの森学園
箕面こどもの森学園は子ども一人ひとりの個性を尊重し、民主的に生きる市民を育むことを目的としたオルタナティブスクール(小中学校)です。フレネ教育やイエナプラン教育をベースに、ESD(持続可能な未来をつくる教育)を行っています。小学1年生~中学3年生まで、約70名の子どもたちが学んでいます。
https://cokreono-mori.com/kodomonomori/index.html

2026年4月には、兵庫県の猪名川町に一条校となる「六瀬ほしのさと小学校(仮称・認可申請中)」の開校に向けて学校法人あけぼの学園とともに準備中
https://hoshinosato.akebono.ed.jp/