💡重要information
今回の企画は内容の特性上、参加者の安心のためワークは顔出しが前提となります(耳参加不可とさせていただきます)。※なお、時間の大半がワークです。


毎月行われる、エンタクメンバーの実践シェア会。
今回の話題提供者は、@いっちゃん こと、宝本いつみさんです!

いっちゃんは大阪でスクールソーシャルワーカーとして働きつつ、『tomoni.』としても「なにひとつおいていかない」ことをコンセプトに対話・場づくりを実践しています。

そんないっちゃんが、先日SSWとして勤める自治体で、学校の生活指導(児童生徒支援)のリーダー的ポジションの先生たち向けの研修を担当しました。子どもの支援にまつわる学校現場でのモヤモヤを出し合い、主張(〜べき)の奥には「願い」があることを体験するというもので、リアルな「もやっと」から、自分が学校現場で大切にしたいことを体感的につかむこと、聴かれる体験をすることを目指したそう。当日は先生たちがイキイキと話し、"やってよかった研修"になった手応えがあったようです。

今回の実践シェア会では、NVC=非暴力コミュニケーションをヒントにつくられた研修を追体験をしてもらい、「学校に対話の文化をつくるには?」をみんなで考えたいと思います!ぜひぜひご参加ください。

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いっちゃんからのメッセージ

学校現場では、やらないといけないことや対応しなければいけない事案で溢れていて、先生たち一人一人の思いがかき消されているようでした。自分の気持ちは置いておいて、事案に対応する。そこには感情があるのに、大人だから自分で扱いなさいという態度が充満し、ないことにされていく。言っても無駄だ、想いさえも受け取り合えない状況で、現場の渾沌した状況を変えていく力なんて自分たちにはない。ただ、日々をこなすだけ。あちこちにある葛藤は、見ないふり、、触らない、語らない。それか、ジャッジのし合いで分断していく・・・。

そんな現実が痛くて。
「どうせ言っても無駄だ」という気持ちも、「あの先生はこういう人だから」という決め付けも、ほんとうにそうなんだろうか?

その先に手を伸ばしたくて、「対話」というテーブルにそれぞれの「願い」をのせた時に何が起こるか見てみたいという欲求があります。

どんな人の中にも、こんな自分でいたい、こんな世界をつくりたいという「願い」があります。意見や態度の奥にある「願い」につながり、自分の枠を広げていくことが「対話」なのかなと。

先生たち一人一人の子ども達に対する想いや学校に対する想いが大切にされる学校組織にしたいー!!!そして、その視点こそが、子ども達を「育てる」ことにも影響することだと思います。

いっちゃんってどんな人?

宝本いつみさん 》
1989年生まれ。大阪府出身・在住。
中学生のころから「どうしたら世界は平和になるのか」という問いを持ちつつ、大学時代は途上国でのボランティア活動に参加。周囲に生きづらさを抱える友人が多くいたことから、人の内面や環境との相互影響に関心が向く。介護現場で働きつつ社会福祉士を取得し、2018年度よりスクールソーシャルワーカーとして活動。同時に、人間の意識やつながりの創出について学び、「みんなと一緒に」「自分を生きること」を探求中。内側の変容と外側の変革を両方していきたい。自他理解&つながりを生み出す共感コミュニケーション(NVC)を活用した場のリードや、自分のマイノリティ性を活かした多様な性の講座も行なっている。人の自然体を写真に撮ることが好き。

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