毎月行われる、エンタクメンバー同士の実践シェア会。
今回の話題提供者は、お茶の水大学附属小学校の神谷潤さんです。

神谷さんから一言
    
体育と聞くときっとイメージされるのは運動やスポーツで、体を動かすのが中心だというイメージが先行していると思います。他にも、体育の授業における人間形成論、楽しい体育論など、戦後の体育科教育の当たり前が体育のイメージを継承してきたことで、それが体育の目的であるという当たり前が学校の中に浸透し、固着してきたように思われます。
    しかし、それによって逆に体育による運動嫌いの増加など、様々な問題が体育によって生み出されてきたことも事実です。
    そこで、体育という今までの当たり前をそもそもから問い直し、体育の意味を検討することからこれからの体育を皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
    考えるうえで、私の方から自身の実践を含め、どのような体育像があり得るのか、いくつか情報提供をさせていただき、参加者の皆さんのご意見を聴きあいながら建設的に未来の体育を構想する時間となると良いかなと思います。

開催日時
2024年6月15日(土)20:00-21:00
(状況によっては放課後タイムあり)

※今回はアーカイブ配信はしません

神谷潤さんのプロフィール

・お茶の水大学附属小学校教諭
・教科教育研究の担当は主に体育
・修士(学術)シティズンシップ教育の根幹を検討すべく、ハンナ・アーレントの政治理論に基づく教育思想を研究
・一般社団法人    未来の体育を構想するプロジェクト代表理事