多様な背景や特性をもつ子どもたちが学校で混ざり合いながら育つことは、共に生きる社会をつくっていくための原体験にもなります。しかし実際には、不登校の子どもたちも、特別支援学級や特別支援学校で学ぶ子どもたちも増え続けており、残念ながら今の学校教育はマイノリティを含む多様な子どもたちを包摂できているとは言いづらい状況があります。

「民主的でインクルーシブな学校」「子どもも大人も幸せな学校」をビジョンに掲げているNPO法人School Voice Projectは、2024年度、ソーシャルジャスティス基金の助成を受け、現場の教職員と外部の支援団体が協力し、マイノリティの子どもたちを含む「すべての子どもたちを包摂する学校づくり」を推進するための施策を検討し、提言化する取り組みを進めてきました。今後は、実際にロビイング活動を展開すると共に、学校で現場の教職員がDE&Iの取り組みも進めていく支援プロジェクト『エンジン※1』にも乗り出します。

本企画では「マイノリティを含むすべての子を包摂する学校って?」をテーマに、現場をよく知る教職員とマイノリティの子どもたちの置かれている状況をよく知る当事者団体・支援団体の方の対談を通して、

☑︎ 当事者の子どもたちは学校のどんなところで困っているのか
☑︎ 学校にどんなバリアがあるのか(=どんな"今のふつう"が障壁なのか)
☑︎ どう変えたらよりインクルーシブになるのか(=よりよいアップデートの具体的な手立て)


を考え、模索していきます。

アーカイブも残りますが、ぜひぜひリアルタイムでご視聴いただき、コメントや質問もしてくださると嬉しいです。(全部は無理かもしれませんが、なるべくコメントや質問を拾いながら話をしたいと思います)

視聴方法

お時間になりましたらこちらのお入りください。
https://zoom.us/j/93619024800?pwd=LzTouHtXMd2LiOVnaa3XygYrtBkZhH.1
ミーティング ID: 936 1902 4800
パスコード: 361331

今回お話しする人

Guest:

前北 海さん
NPO法人    多様な学びプロジェクト副代表 / 一般社団法人    Void共同代表
市川市よりそい支援事業    がじゅまる+相談支援員
中学1年生の時に不登校になり、2年間の引きこもりを経験。その経験から、不登校の子どもたちの居場所を作るべくNPOを仲間たちと立ち上げフリースクールを運営する。2021年からはフリースクールを作りたい人などへ、アドバイスや支援をするフリースクールのコンサルタントなども行なっている。その他にも相談活動、居場所スタッフなどを行いながら子ども、若者支援の領域で活動中。


聞き手:

加藤 陽介さん
宮城県仙台市公立小学校教諭。現在は「児童支援教諭」「いじめ対策担当」として担任を持たずに児童や教員の様々なニーズに寄り添いながらサポートを行っている。School Voice Project 副代表を務め、「対話合宿」や「フキダシラジオ」等、全国の仲間たちと対話を通して自己研鑽をしている。


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※1『エンジン』って?

教職員のボトムアップで変化を生み出すコミュニティ型プロジェクト。全国各地の教職員がオンラインで集い、それぞれのテーマ・目標を立て、およそ100日間の期間集中で、自身の職場で"マイプロジェクト"に取り組むというものです。期間内は、日常的にオンラインコミュニティ内で交流・相談し合ったり、定期的にオンラインで「振り返り&作戦会議」を実施して学び合い、モチベーションを保ちながら、足元の教室や学校の変化に届くアクションを模索していきます。学校をボトムアップでよりよくしていくために必要な場だと思い、スタートします。

初回は「0期」として、参加メンバーの皆さんからのフィードバックを反映して、『エンジン』の運営方法をブラッシュアップし、プロジェクトスキームを固める機会としたいと考えています。(そのためクラウドファンディングをして参加費を抑えて実施)。
そして現在、ともに歩んでくれる仲間=参加者を鋭意募集中です。


プログラム自体は4月末スタートなので、きっとみなさん本格的に検討できるのは3月に入る頃なのではないかと思います。なので、気の早い話かもしれないのですが、来年度に向けたプランニングに加味してもらえたらと思います!

現在クラウドファンディングも実施中!

今回参加する方向けの豪華オプションがリターンになっています!
今回は参加しないという方もぜひ応援・ご支援いただけたら嬉しいです。


主催団体:

NPO法人School Voice Project / スクール・ボイス・プロジェクト
「学校現場の声を見える化し、対話の文化をつくる」をミッションに、100名を越える現職・元教職員メンバーの参画によってスタート。一人ひとりの教職員が日々働きながら感じ考えていること=「学校現場の声」を見える化し、課題解決へとつなげるための組みとして、WEBアンケートサイト「フキダシ」・WEBメディア「メガホン」・オンラインコミュニティ「エンタク」の運営、さらに政策提言・ロビイングにも取り組んでいます。https://school-voice-pj.org