大学までの教育費が無償であることや生涯学習の充実などで知られる北欧ですが、その中でもデンマークは独自の歴史と文化を持ち「Folke Oplysning)と呼ばれる民衆教育の伝統がある国。その幸福度の高さでも注目されています。
昨今のグローバル競争が激しさを増す世界状況の中でも、子どもたちのWell-being(幸福)を重視した非競争的な教育が根付き、またさまざまな課題はありつつも、「みんなで一緒に生きていく」ことが大事にされている社会です。
また、立ち止まって人生を考えるための機会が大切にされているのも特徴。義務教育期間の後期に寮生活をしながら学ぶ「エフタースコーレ」や、18歳以上の国民の生涯にわたって開かれている「フォルケホイスコーレ」は、知識やスキルよりも、人とのつながりの中で自分自身の生き方や、社会・世界を見つめる時間を得られる場所になっています。
School Voice Project と Demoは、2024年1月にデンマークの教育現場を訪問するスタディツアー・EDUTRIPを実施しました。学校教員をはじめ、教育に関心のある人たちが集ったメンバーが、デンマークの教育に実際に触れ対話しながら学び合い、とても大切な時間を共に過ごしました。
今回は、EDUTRIPの現地コーディネーターだった、コペンハーゲン在住の沢広あやさんが帰国されるタイミングで、このイベントを開催します!あやさんからデンマークの教育の話を伺い、EDUTRIP参加メンバーを交えて座談会を行ったあと、参加型の対話の時間を持ちたいと思います。デンマークの社会と教育をヒントに、日本の学校教育のこれからのことを一緒に考えませんか?ご参加お待ちしています!
開催概要
・日時:11/2(土)13:30-16:30
・会場:難波市民学習センター・第4研修室
・定員:35名
・参加費:
一般 1,800円
エンタク割/ツアー参加者割:1,400円
大学生以下 500円
ゲストProfile
沢広あやさん
大阪大学大学院人間科学研究科卒。2003年よりデン マーク・コペンハーゲン在住。王立図書館大学(現 コペンハーゲン大学)で司書資格を取得後、公共・ 学校図書館、児童書専門店を経て、11月からコペンハーゲン市図書館児童書司書。ライターや翻訳業も行っている。訳書に『デンマーク発 ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て 多様性と平等を育む10の提案』がある。https://www.huffingtonpost.jp/author/aya-sawahiro
当日の流れ
・主旨説明、主催団体説明
・あやさんからの話題提供
「教育と社会とデモクラチ」
・あやさんとEDUTRIPメンバーで座談会トーク
・対話の時間
・クロージング
●主催:NPO法人School Voice Project
Demo(学校DE&Iコンサルタント・武田緑事務所)
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