毎月で行われる、エンタクメンバー同士の実践シェア会。
今月は大阪府の高校で社会科の教員をされている@おがみ(小川未来) さんです!
おがみさんよりメッセージ
みなさんは歴史の授業というとどんなイメージですか?
おそらく「暗記」「たくさん用語覚えたけど今は全然覚えてない!」というイメージをお持ちの方が少なくないと思います。
一方、高等学校で令和4(2022)年度から施行された新学習指導要領では新たに「歴史総合」という科目が新設されました。
その中で重要視されているのが「社会的事象の歴史的な見方・考え方」つまり歴史の概念的取得です。
たとえば、「歴史は繰り返す」とよく言われます。
過去に起こったことは時代・場所など形を変えて同じようなことがおこります。それが繰り返されていることに気づくことが歴史の概念的取得と私は考えます。
そのような中で私はこの1年間、概念型探究にチャレンジしてきました。きっかけは、自分の授業が行き詰まってしまったこと。今年は高校1年生と3年生の授業を持っていたのですけど、特に3年生で行き詰まりました。大学受験用で選択している生徒とそうじゃない生徒が混在している中でどうしていくか。
私も含め多くの先生は、ひたすら受験対策で知識を覚えさせるorひたすらエピソード・トークに終始する授業が多くなってしまっていました。
概念型探究は、そんな私の問題意識に応えてくれる授業スタイルでした。
※概念型探究とは
教師が教え、子どもたちが知識を覚えるスタイルではなく、子どもたちが自ら学びを進める過程で概念的理解を構築していく授業スタイルのこと。
今回実践シェアでは、以下の3つをお話したいともいます。
●高等学校の歴史の授業(特に新科目「歴史総合」や「世界史探究」「日本史探究」)ってこんなことをめざしているんですよ!というお話
●高校の歴史の先生たちが現在どんな取り組みをしているのか
●私の問題意識
日時:
2024年3月23日(土)
20:00-21:00(状況によっては放課後タイムあり)