毎月で行われる、エンタクメンバー同士の実践シェア会。
今回の話題提供者は @まなみん  さんです!

お正月のEDUTRIP in デンマークへの参加をキッカケにエンタクに入ってくれたばかりのまなみんこと石田まなみさん。現在ユネスコスクール(※)に勤務し、ESD(※)に向けた総合的な学習の時間の実践に取り組んでいるそうで、デンマークにいるときに聞いたその話がとっても面白かったので、今回、入会早々ではありますが、「実践シェア会でしゃべってくれない?!」とお誘いした次第です。

今年まなみんが担当している6年生たちは、『世界に向かって羽ばたこう』をテーマに個々の課題意識に向かって1年間、それぞれが見出したテーマについて活動中!

例えばこんな活動が生まれているそうです。

●リユースし合う会:卒業に向けて体育着やピアニカなどを回収後、5年生以下の欲しい人たちに配布などPTAとコラボ

●外来種駆除し隊:杉並区和田堀公園の池で外来種のザリガニ釣り、駆除。持続可能ではないので石神井公園の管理事務所に電話相談など

●フェアトレード:地元のスーパーにフェアトレード商品を置いてもらい、校内の子供達に買ってもらう


他にも、食品ロス、保護犬・猫、難民、少数言語、貧困、大豆ミート、ゴミ問題などに興味を持った子どもたちが、地域をフィールドにさまざまに動いているとのこと。


ESDとは?ユネスコスクールとは?
ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されます。今、世界には気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大等人類の開発活動に起因する様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動です。
つまり・・・ESDは持続可能な社会の創り手を育む教育のこと!
ユネスコスクールは、世界でも日本でも、ESDの推進拠点として位置づけられている学校のことです。
【参考】持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development):文部科学省 


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(参加型学校公開「西田の丘トーク」の様子。この時間に子どもたちは自分たちのテーマについて参加した仲間や大人と相談、議論します)

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(食品ロスチームの活動、地域のパン屋さんで食品ロスになっているレタスの芯を使ったスムージー商品を提案・開発)

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(フェアトレードチームが地域で販売してもらった商品)

開催日時

2024年3月10日(土)10:00-11:00
(状況によっては放課後タイムあり)

まなみん(石田まなみさん)Profiel

東京都・公立小学校教員。元青年海外協力隊(JICA)で、ニカラグア、ドミニカ共和国に赴任。現地の教員養成大学や学校現場で活動する中で教育の価値を改めて実感した。現在は、ユネスコスクールでESDの推進リーダーとして、子どもたちの課題意識と地域の人とを繋げられるように奮闘中。
関心は外国にルーツのある児童の教育環境づくり、共生教育、地域の人材活用や開かれた学校づくりなど。